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客室

「青い星通信社」はゲストルーム3室だけのささやかなホテルです。エントランスがある北棟から渡り廊下を進み、石壁に穿たれた異界への抜け穴のような入口をくぐった先の南棟に、その3室は造られています。


3つのゲストルームは、「水脈(みお/Waterway)」「火影(ほかげ/Firelight)」「風笛(かざぶえ/Windwhistle)」と名付けられ、それぞれゾーニング(間取り)やインテリアの異なる空間に仕上げられています(全室同一料金です)。各室ともレインシャワーも利用できるシャワーユニットとトイレ(TOTOネオレスト)が備えられ、開放的なライブラリー空間が広がっていた北棟からは一転、プライベート感の高い構造となっています。「水脈」は清々しい白木の質感と木立に臨む窓辺の明るさが印象的なツインタイプ。「火影」は寝室の壁に気鋭の写真家のオリジナルプリントが飾られたダブルタイプ。「風笛」は窓から宗谷本線を行く牧歌的なディーゼル車の姿を見ることができるツインタイプ。各室とも高い断熱性と機密性を保ち、冬でも快適にお過ごしいただけます。エアコンは設置してありませんので、一年に数日の真夏日にはご不便をおかけするかもしれませんが、各室には空気清浄機能つきの「Dyson Pure Hot+Cool」をご用意しています(ちなみに気象庁によれば美深町の8月の平均気温は20.2℃です)。


南棟も北棟と同様、表面をおおったモルタルの中で数十年間も眠り続けてきた青灰色の石壁を、そのまま生かした空間デザインとなっています。石壁に封印された北の大地の物語が感じられる3つの個性的なゲストルーム。その中で眠りに落ちる体験は、これまでに見たことのない夢をゲストに運んでくるかもしれません。

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北海道中川郡美深町紋穂内108番地
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